昨日、お店にいると2人のハマグリ漁をしている方がきました。
匝瑳エリアは時期になるとハマグリ漁が盛んです。
しかし、エリア内でハマグリを捕っていけない場所があります。
匝瑳地区では野手浜の堤防左側~新川(吉崎浜の南側堤防の右側)までは禁漁区となっています。
このエリアでは漁業権を持っている方たちでさえ漁をすることは禁止されています。
漁師さんの話では、その禁漁区でハマグリを捕っているサーファーがいるとの事です。
これまでも知らずにハマグリを捕っているサーファー達を見かけては注意をしてきたようですが、近年どんどんマナーの悪さがエスカレートしているようです。
最近になって、ハマグリを捕ってウェットスーツに入れているサーファーを見つけ、注意したところ、明らかに捕っていたにも関わらず「捕っていない。」と言い、しまいには漁師さんが「捕っていたら警察を呼ぶぞ」と言うと、そのサーファー達は「呼べるものなら呼んでみろ!」と言ってきたそうです。
さすがの漁師さん達もここまで言われては黙っていられないと言う事でお店に相談にきました。
反省するどころかふてぶてしい態度。
どんなに良い行いをしているサーファーがいても1部のマナーの悪いサーファーによってサーファーのイメージが悪くなってしまいます。
禁漁区では絶対にハマグリを捕る事はやめてくれとの事でした。
漁業関係者の間でもハマグリをとるサーファーの事が問題になっているようです。
ついでにその他にも疑問に思っていたハマグリ採取について聞いてみました。
実際には禁漁区以外でも漁業権を持っていない方は少量であれハマグリを捕る事はいけないようです。
専用の道具はダメだけど素手ならOK!?最近は素手でもダメ!?など...
これまでは、そんな話を聞きつつも、気にしていませんでした。
禁漁区以外では地元のおじいちゃん、おばあちゃん、観光客やサーファーの方々がハマグリを捕っているのを見かけます。
しかし、これまで漁師さん達はそこには目を瞑っていたようです。
実際、過去に自分も捕った事あるし.....
しかし漁師さんの中でも許すのにも限界がきている時なのかもしれません。なぜなら少量ならまだしも本気で捕っている方も多いですよね。
漁師さん達はサーファーがウェットを入れているバケツなどに沢山のハマグリを捕って入れているのを知っています。
自分も漁師さんと話すまでは軽い気持ちでいたのでハマグリを捕ってしまう側の気持ちでしかいませんでした。
しかし、漁師さん側の気持ちになればハマグリを捕る人達の事をどう思うだろうか!?
漁師さんはハマグリを捕る為にお金を払って漁業権をとり、ハマグリを捕って生計をたて、家族を養っています。
漁の中でルールを守り、禁漁区ではハマグリを捕る事はもちろんしないし、5/1(今日)の漁の解禁日を心待ちにしている中で、他のサーファーを含む一般人が解禁日よりも前から大量にハマグリを持ち去るのを見ているのです。
自分だったら半端じゃなく頭にきます。
そして、禁漁区でのマナーの悪いサーファーの行動.....
禁漁区では絶対にハマグリを捕らないで下さい!!
とにかく第一にこれが漁師さん達が一番に伝えたい事のようです。
今日、いつもサーフィンするビーチにも看板が立っているのに気付きました。
基本的には禁漁区以外の海でも漁業権のない方はハマグリを捕る事はいけません。
しかし、これからも漁師の方は禁漁区以外では素手でハマグリを捕っていても何も言わないかもしれません.....
他の誰かが捕っているから自分も!?もしそうだとしても1人1人が漁師さん側の気持ちも考えた上での行動をとっていくべきだと思います。